top of page

マルクト王国脱出への道~時々出たり戻ったり 【コフ】⑤

インスタグラムにてUP中!


自然と豊穣と性の神パーンと、愛と美の女神アフロディテの

神聖なる営みは終わり、


そこから発せられた神々しい二人のエネルギーが

これまで辿ってきた原始の人々の頭上に響きわたる


そして帰路に着く途中、全てが変化しているのを発見する


集落の石の男根像は、

花や果物で飾られた絡み合っている男女の彫像に変わり


満足げな山羊の乳を搾る村の女は、そばにいる子山羊を優しくなでている


痛む頭にすすり泣いている子供の父親は、子供の髪の毛を撫でおろし、

優しく抱きかかえて二人は焚火の前に座る

子供は父親の腕に包まれて、安全と温もりを感じとる


そして黒イシスの姿は、ゆらゆらと変容していく


彼女の恐ろしい姿は、

これまで見てきた原始の女たちへと次々と変化していき


やがてそれは、

世界中の民族衣装をまとった様々な女たちへと変わっていった


そして最後に、黒イシスは麗しいアフロディテとなり


歓迎の腕を広げて、接吻を返してくれた


――――――――――――――――――――――――――――

パーンとアフロディテの統合で、

人々の生命に対する意識が、野蛮なものから穏やかなものに

変容したようだ。

父親と子供の信頼関係の構築も始まった。


人間は生存競争が激しい環境下では愛の感情は発達しづらい。

でも女性性、夫婦愛、家族愛の感情が育まれれると、

男性はこの父親のように愛を表現することができる。


とかく私たちの少し前までの親世代は、

男性・女性の役割の分断があからさまだった。

私たちは男性性女性性両方をそれぞれ持っているのに、

どちらか一方に片寄る発想だった。


特に男性は「強くあれ」と刷り込まれるので

自分の弱さを認めたがらない。

女性も男性性社会で生き残るために女性なのに女性性を蔑み、

弱さを違う形で表現する。


弱さを隠す、認めないということは、

不安と恐怖がどんどん増幅することにつながる。

不安と恐怖でいっぱいだから、もう力技を使うしかない。


勝負に勝ち、競争に勝ち、怖いもの強いものと戦って欲求を満たし、

怖いものや強いものと戦って弱さを克服しようとする。

でも戦うこと勝つことが全て、戦うこと勝つことに焦点を起きすぎると

自分の内側を無視してしまう。

すると他人の内側も無視してしまう。

自分にも他人にもその“ニセ強さを強要する。


未熟な男性性の強い女性は、愛する対象を愛で支配してしまう。

デメテルのようにいつまでも娘との境界線を持てずに、成長を止めさせ、

娘の自由意志を奪い、その子宮内に再び取り込もうとした。

ここに欠けているのは人間脳。(デメテルは神だけど^^;)

“私から出てきた子供だけど私とは全く違う個性と才能と欲求を持った一人の他者である”という発想で、


その子が生まれ持った個性と才能を自由に発揮できる人生を送れるように導いてあげる。


だってそれがほんとうの私たちの“幸せ”だから。




 
 
 

最新記事

すべて表示

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page