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マルクト王国脱出への道~時々出たり戻ったり 【ペー】①

インスタグラムにてUP中!


神殿が現れて真っ先に目に映るのは、美しい金色の羽の鳥


祭壇に止まるその鳥は


尾羽は床を擦るほど長く


歌えば開いた嘴からは黄金の火花の如く、鳴声が流れ出てくる


アシムは鳥を囲んで熱心に耳を傾けている


サンダルフォンは、歌い終わるまでそっとお静かにと、仕草で知らせる


終わると彼は祭壇から金の卵を取って、私たち一人に一個づつ渡して


大切にするようにと言った


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この小径に対応するタロットカードは、タワー(塔)。


出ると皆が恐れおののく恐いカードとして有名。バベルの塔。


でもよくよくこのカードの本質を知れば、とってもありがたい気づきのカードであることがわかる。


タワーは、私たちの“人格”を表している。


教科書にはこうある。

「人類ならではの軽率さでもって、誕生の日から天の思し召しを完全に無視してただただ築き上げてきた塔」だと。


そして、

「雷は大きな傷を負わせるつもりでなく、まともに機能していない部分を一掃すべく落とされるもの。ただし抵抗すれば辛い経験になりうる」とあり、いわば浄化のプロセスにいることを教えてくれる。


そして自らが粛々と倒れた塔を立て直す作業に取り組めば、


金色の卵が割れ、金色の不死鳥が飛び出すのだ。


この小径は征服するまでなんども旅する必要がある。


それほど重要な小径。

 
 
 

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