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マルクト王国脱出への道~時々出たり戻ったり 【ペー】③

インスタグラムにてUP中!


道を先に進むと、重く雨の垂れ込める空を背景にした村に辿り着く


村はいかにも足を踏み入れたくない雰囲気が漂っている


近づいてみると、どの家もすっかり崩壊し、壊れ具合はバラバラ 庭は荒れ果てている


どうやら大がかりな修繕が必要なのは確かであり、よく見るとさらなる衝撃に襲われる


なんと家ごとに私たち一人一人の名前がつけられているのだ!


内なる声が告げる

“この家は自分自身の象徴であり、全力を尽くして修繕しなくてはならない”


では、まず一軒づつ皆んなで修繕して、きちんとできたら次の家に取り掛かろうか


しかしそこで私たちは気づいた


私たちはお互いの意思を伝え合う能力を失っていた!


これでは一人で作業するしかない

周りから切り離されたような孤独な気分だ


皆んなそれぞれ「自己の家」を調査し始める


どんな様子か、何をしなくてはならないのか、一番いいところ、悪いところはどこか、何もかも思い出せるようにしっかり心に刻んで記録を残す


修繕の途中、もう戻る時間になり、渡された金の卵を荒れ果てた庭の地面に置く

置いた途端、卵は発火して激しく燃え、黒く炭になった殻から黄色い鳥の雛が飛び出した


鳥は、木の枝に止まると、「不死鳥の歌」を歌い出した


その歌はこう聴こえてくる

“混乱と絶望の中からでも「新しい生き方」を再構築できるのだ”と


――――――――――――――――――――――――――――

この壊れた家は私たち自身のバベルの塔。


「人類ならではの軽率さでもって、誕生の日から天の思し召しを完全に無視してただただ築き上げてきた塔」だ。


天の思し召しとは、魂意識。

私たちは魂意識と通じ合う能力を封じられ、エゴ意識が本当の自分だと思い込んでいる。


「新しい生き方」とは、魂意識の価値観、考え方。


私たちは欲望に従って正直に生きていい。ありのままの自分でいい。


でも、それが本当の欲望かどうか精査する必要がある。


その欲望がエゴ意識から来たものなのか、魂意識から来たものなのか。

私たちは魂意識の価値観と考え方がわからない。

新たにダウンロードして上書きしないと魂意識の欲望はわからないのだ。そのありのままの自分はどっち?エゴ意識の自分?魂意識の自分?


エゴ意識が築き上げた塔は、やがて雷が落ち、壊される。


その雷を落とすのは誰か?


それは自分の魂意識。


“あなたの本当の望みはそっちじゃないでしょ?はい修正ね”


自分を造り直すチャンスを与えてくれる。


でも壊さないで生涯そのまま放置もありうるのだ。


だからとってもありがたい。だってそっちの道が正解だから。

その証拠にタワーのカードにはオリーブの枝をくわえた希望の鳩が飛ぶ。

オリーブの枝が大きな木に育つには、豊かな土壌が必要なのだ。


その欲望はどこから来たの?

その欲望は、どんな価値観から出てきたものなの?

その価値観は、果たして本当に自分にふさわしい?

その“当たり前”“常識”は真実なの?

私たち生まれたときから何か変なもの刷り込まれていない?

本当は問題なんてないのに“ある”と思い込まされていない?

本当はもっと沢山選択肢があるんじゃないの?

今のこの世界、どんどん“おかしなこと”になっていない?

何が正しくて何を誰を信じたらいいかわからなくなってない?

外側ばかり見てないで今こそ魂意識と通じ合うチャンスなんじゃないの?








 
 
 

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