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twinkluna17

マルクト王国脱出への道~時々出たり戻ったり 【タウ】






一応「大地の女神デメテル」のつもり。塩沢トキではない(昭和😿)

最愛の娘を冥界の王プルートに奪われたデメテルは、半狂乱になって娘を探し回る。

突然の出来事に泣き崩れ、娘の名を叫びながら歩く。

そんなデメテルが後にした道の草花は全て枯れてしまった。豊穣の女神なので、彼女が仕事をしないと作物が実らない。このままでは全てが枯れ、荒れ果てた大地となり皆が餓死してしまう。

娘をずっと手元に置いておきたかったデメテル。

ずっと15歳のままでいてほしかった。

「私の愛しい娘ペルセポネ、どこへ行ってしまったの?私はどうしたらいいの?」

悲しむデメテルをよそに当の本人ペルセポネは15歳のお年頃になったのでプルートの元に嫁いで幸せに暮らしているのだが。

愛する対象、愛する人、愛する物、愛する役割、愛する場所、

もしも無くなってしまい、あなたがとっても悲しくなってしまうのなら、

無くなると思うと心配でたまらなくなるのなら、

それは執着であり奴隷。

これさえあれば、この人さえいれば安心となるのなら、

それは依存であり支配。

では何も愛してはいけないの?

デメテルは、じゃあ代わりの対象を探して次は孫に!なんてしなかった。

自分自身にやっと向き合えた。

自分自身を愛することを全然していなかったことに気付いた。

自分を母親という役割(肩書)に押し込め安心していただけ。

夫という役割、妻という役割、子供という役割、社員という役割、社長という役割、失ったときに人は気付く。

ここでほとんどの人がその代替えを探す。

違うそっちじゃあない。


本当のあなたはどこにいるの?

いつも無視されて押し込められて、それだけじゃなく時には「ダメだダメだ」と責め立てられて、それでも耐えてそばにいる本当のあなたがこっちを向いてくれるのをずーっと待ってるはず。


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