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twinkluna17

マルクト王国脱出への道~時々出たり戻ったり 【タウ】⑤

更新日:8月21日

カロンに豊かさのコインを渡して三途の川を下ると、

プルートとペルセポネがいる冥界へと着いた。


冥界とは「潜在意識」。

三つ首のケルベロスは冥界の入り口を守る番犬で、

恐怖のあまり冥界から逃げ出そうとする者を喰い殺す。


忘れたいこと。

辛い記憶。

胸の辺りが疼くこと。

日々生きることに熱中しながらも片隅にずっとへばりついてるもの。


忘れたいことなんて普通誰でも沢山あるさと軽く考えるが、

「心の傷」ってのは思ったよりも私達にとって深刻重大で、

その人の人格形成と人生に多大な影響を与えることがある。

元々持つ性質と個性にも左右されるが、幼少期の母親のなんでもないちょっとした拒絶が原因でその後の人間関係に振り回される人もいる。


「身体の傷」はその回復を目にすることで治癒したと確認できるが、

「心の傷」は「忘れること」で治癒したことにはならない。


いつまでもしつこくしつこく人生のあらゆる場面にへばりついて、

なんとかしてくれ治してくれと登場してくる。


どうしていつもこんな関係性になるんだろう

どうしていつも同じこと繰り返すんだろう

本人は忘れてしまっているので、封印した記憶が原因とは思わない。


鬱病だ、依存症だ、ひきこもりだ、ここが痛い、あそこが痛い、病気がち、医者に行ってもどこも悪くないと言われるなんてのもその可能性がある。人それぞれ人間関係に出たり、心や身体の症状として出たり、同じ悪夢に悩まされたり、大事なところで失敗したり、変な癖があったり、大きな挫折体験や首をかしげるような事象に遭遇したりと、

様々な方法で「心の傷」はなんとかしてくれと訴えてくる。


だから、もし心当たりがあるのなら、

「心の傷」に思い切って向き合ってみる。

そして「傷を癒す」ことに専念してみる。


恐怖心が沸き起こっても、あなたは「勇気」を振り絞る必要がある。

「勇気」が無ければケルベロスのエサになる。


あなたが「勇気」を振り起せば、

「安らぎに満ちた心からの幸せと強い強い生命力」が再生される。





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